実は僕、学生時代まで結構学歴コンプがありました。現役理系院卒でマーチと地方国立を蹴っているので世間一般的にはそこそこですが、旧帝東工の学生は雲の上の存在と思っていました。学生時代に行ったインターンでもたまたま同じに部署に配属になったのが京大と阪大の学生で、かなり萎縮してしまった記憶があります。そんなとても世界観のちっちゃな僕でしたが、会社生活を10年以上送っているうちに、気づけば学歴なんてまったく気にしなくてなっておりました。理由は大きく2つ。1つ目は、一応グローバル企業に勤めているので、社内は超高学歴ばかりだから(笑)2つ目は、勉強と仕事では求められる能力が同じではないことに気づいたから。一応学歴が高い方が仕事でも有利といえば有利なのですが、『勉強ができる』と『仕事ができる』はイコールにはならない理由をちょっと解説したいと思います。

まず人間の能力ですが、パソコンのスペックに例えてざっくり以下のように分解できると思ってます。

  • CPU:頭の回転、機転
  • メモリ:平行作業、要領、記憶力
  • ハードディスク:知識(記憶力とは違うのがポイント)
  • タフネス:心身の頑丈さ、やる気、粘り強さ
  • スピーカー:物理的な声の大きさ、存在感、リーダーシップ
  • インターフェース:コミュニケーション能力、語学力
  • (サブ)デザイン他:容姿、個性、一芸

そして仕事で求められる能力ですが、大企業総合職の場合はこれら全てが求められると思います。一方で勉強で求められる能力は、主にCPU、メモリ、ハードディスクでしょうか。たしかに高学歴の人はCPU、メモリ、ハードディスクの能力が高い傾向にあるので、仕事においてもそれらが有利に働きます。なので企業も『仕事ができる』確率が高い高学歴を採用したがります。しかしながら仕事では勉強に関わらない能力も多く求められるため、『勉強ができる』ことが『仕事ができる』ことの必要十分条件にはなっていないのです。

また僕のこれまでの会社生活の中でびっくりするほど仕事ができない超高学歴2人に出会っています。彼らは頭の回転も察しも記憶力もとても悪かったのです。なぜ超高学歴なのにこんなことになるのでしょうか?これは受験勉強の性質によると思います。受験勉強は極論を言えば全て暗記科目なので、CPUとメモリの能力が低くても、圧倒的な勉強時間でハードディスクを大きくしてしまえば、どうにかなってしまうのです。さらにコミュニケーション能力にも欠陥があったりすると、会社人としては極めて厳しい状況に陥ります。もし自分がこのタイプだと思う方がいましたら、瞬発力や交渉力、同時進行を求められる職種は避けた方が賢明です。

で、偉そうに語っているお前はどうなんだ?といいますと、一応まだギリギリそこそこのポジションには残れています(今年の査定が怖い。。)。もう僕は学生時代から頭を使うことでは超高学歴の皆さんに勝てないことは分かっておりましたので、とにかく『タフネス』だけで泥臭く頑張ってきました。仕事はとにかく結果を出せば良いのです。優れた能力でスマートに結果を出すのもいいですし、その能力がなければ地道に泥臭く頑張れば良いのです。ただし、最後には結果を出すことが重要です。

あと余談になりますが、現在一緒に仕事をしている先輩(師匠)は工業高校卒の現場たたき上げの方です。先に書いた能力がすべて極めて高いレベルにあり、現場も知り尽くしているのでもう社内で無敵状態です(本社ではかなり異質な存在で、一目置かれております)。僕もいい歳したおっさんなのですが、、先輩のようになれるよう日々精進しております。

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